Numero TOKYO 2023年3月号 Vol.164 1/28発売 P98にて『星辰』ご紹介いただきました
- 2023.02.26 Sunday
- 23:22
Numero TOKYO 2023年3月号 Vol.164 1/28発売 P98
ギャラリー企画 ヘアをめぐるアート6景
にて『星辰』ご紹介いただきました。
ありがとうございます。
https://numero.jp/magazine164/
星辰/ Astrum
2011
Pencil on paper,Panel
130.3×97.0cm
星辰に関して書いておきます。
星辰は2011年 渋谷のPARCOシブカル祭にて初めて発表し、
海を越えてサンフランシスコのグループ展でも展示されました。
作品集や伊勢丹のウインドウにも起用され、Tシャツのデザインなどにも展開されております。
髪の毛の舞う女性の構図は写真作品などによくみられる表現でありますが、
絵で表わすとき、髪の毛と女性のみの次元表現から、
もう一つ、星の形を入れ込んでみました。
はじめは蕾から花びらが開き、
咲いたお花のイメージが浮かび、加えてみたのですが、
花びらの丸みがしっくり来なく、
もう少しシャープなお花にと変化させていったのですが、
五角形の星!
というイメージがフィットしたので星へ落とし込みしました。
特に深い意味はないのですが、単純にしっくりきたのが星で、
不思議なエネルギーフィールドだなとも思います。
純粋に星って可愛らしいなと思い、
絵に入れ込みたいと思い埋め込みました。
星に切り抜かれた次元から女性の髪の毛が溢れ舞っているという構図になりました。
タイトルの星辰、
ASTRUMの名は親しい方につけていただいたのですが、
つけてくださった瞬間に銀河の広い惑星のどこかの星に住む
意識存在のような次元が浮き上がってきまして、
自分もそのことが表現したかったのかな?
と後で奥底にある隠れてみえていなかった意図と
有難いことに繋がることになりました。
集中的に鉛筆画で制作をしてきました。
この作品は女性の髪の毛でありますが、
躍動感などを表現するときに勢いを風やけむりなどで表現しようとしたとき
幻獣に至ってはキャタクター自体に情報量があるので、
全体像がゴチャゴチャしてしまう傾向にあり、
モチーフを絞る意味で導き出した方法が「キャラクター自体の毛がなびく」というところでありました。
元々グロテスクな表現が強いのでなるべくシンプル化記号化、
抽象度をあげて表現させていきたいと思いこのような表現になりました。
天界トリップシリーズではよくこの技法を使うのですが、
絵を完成させ飾って眺めているときに目の錯覚なのか絵が動いて見えるなど
「目で見ているのか、見えないものを見ているのかわからない領域」
が出現する時があり、それも私の絵の一つの醍醐味だなと思うことがあります。
私にとって大切な作品の一つです。
取り上げていただき本当にありがとうございました。
皆様Numero是非ご覧になってください。
Numero TOKYO 2023年3月号 Vol.164 1/28発売
ありがとうございます。
展覧会の情報もちらり!
お楽しみにね!
作業がんばりますね。
ありがとうございます!
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